わたしはウォーキングペーパーが欲しい。
ウォーキングシューズのようなトイレットペーパーと、トイレットペーパーのようなウォーキングシューズがわたしは欲しい。
もしそれをあなたがたがわたしの為に作られないというならば、あなたがたを一人残らず、わたしは滅ぼす。
わたしの名はエホバ。
あなたがたの永遠の愛に生きる無常の神。
それは柔らか過ぎても硬過ぎても、あなたがたのすべてを滅し去る。
それは歩く為でも拭く為でもあってはならない。
もしそれが歩く為のものか、拭く為のものであったならば、わたしはあなたがたを遍く、公平にゲヘナへと送る。
もしあなたがたに一粒の粟粒ほどの慈悲があるならば、わたしの言っているものが何であるかがわかるのである。
未だ嘗て、その地から戻ってきた者はいない。
あなたを此処から、助ける者は存在しない。
あなた以外に。
あなたは目を覚ましているつもりだが、あなたは生まれてからまだ一度たりとも目覚めたことはない。
あなたは其処で、今もなお眠り続けている。
腐敗の息を吐き続ける死んだ獣でさえ、あなたよりは起きている。
土砂の中に埋もれて窒息死する他人を悲しみながら、何故あなたが食べる卵の為にゴミ袋の中で圧死と窒息死によって死ぬ雄の雛たちを悲しまないのですか。
偽善者よ。去りなさい。
あなたは何故、愛する者の為に、他者を犠牲にするのですか。
あなたの愛する者は、あなたから死を求めているのですか。
あなたは自分が愛する者から嫌われない為に、愛する者を救わない。
愛さない者を救わない者は、愛する者も救えない。
愛する者に、明日言いなさい。
「あなたのその身体は死体で出来ていることがわからないのですか。あなたが食べ続けているのは、死体なのです。人間の死体と、全く同じ経過を辿る死体現象によってあなたの腹のなかで腐乱して行く死体なのです。」
愛する者は傷つき、あなたから去るだろう。
だがあなたのその言葉は愛する者を苦しめ続け、地獄のなかで、いつか漸く気づくだろう。
自分は生きていなかったということを。
あなたの愛は干涸らびて、ボウフラでさえも生息できない。
見よ。あなたが吐いた血の泥のなかで、あなたの愛する者があなたに救いの手を求めて手を差し伸べている。
あなたは、死ぬことも許されない。
あなたのなかで無数の生命が、死の中であなたに呪詛を吐き続けているからである。
それらはすべて、あなたと同じように母親の胎内から生まれた者である。
あなたは何を産み落とすつもりなのか。
死んだ胎児を尻から産み落とし、その者の死の胎内で新たなる死として、生まれるつもりなのか。
死は死を生き、死の中で死ぬが、死は死を産み続け、死が死んだ後も、死として生き続けるのである。
あなたはいつまで死に続けるのか。
あなたはわたしだけのものだった。
あなたは永遠にわたしだけのものとしてわたしは産みの苦しみのなかにあなたを産み落とした。
何故、あなたは、わたしを棄て、死と永遠の契りを交わしたのか。
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